先日数名のFPの会合に行ってきたのです、その中で印象に残ったお話を書きます。
相談をたくさん受けてらっしゃるベテランFPさんのアドバイスがリアルで勉強になりました。
主に退職後についての話でした。
目次
ホーム入居への準備は思ったより早い
今回一番印象に残ったのはこの点でした。
人生100年時代といっても老後を見据えた準備は早い時期に始める、平均的に体力気力がある時期は限られている、という点でした。
もちろんトランプ大統領のように78歳で元気な人もいますが、退職後の健康度合いは人により大きく差が出てくるのでしょう。
もう一人の参加者は「もうすぐ60歳で退職だが、ホームに入る時はワンルームなので荷物をかなり減らす必要があるため、スキャナーを買って思い出の写真のデジタル化を進めている」ということでした。
- 以前の住宅すごろくでは賃貸アパートから始まって、上りは戸建てであったが、最近はマンション。
- 昨今人気の老人ホームは5年待ちである。
そして多くの人は70歳を超えると引越しとその整理をする気力体力がなくなる。したがって最近は老人ホームへの申し込み可能になる65歳にはすぐに申し込みをして70歳頭で入居を目指すようにしている。
よって60代前半で見学などに行く。 - 入居費が十分にない場合、介護保険で降りる20万円を元に自宅のリフォームを行う。
- 年金暮らしになった後は、リバースモーゲージではないが、金利だけを支払うというパターンのローンを使っている人はいる。
これができるのは主に土地のある戸建てで、マンションはごく限られた物件のみ。 - ホームは1人部屋と夫婦2人部屋があるが、男性側は二人部屋を希望することが多いが、女性は平均寿命を考えて自分が一人残った後に広い部屋の賃料を払う事態を想定して各自一人部屋を希望するケースが多い。(人気のホーム内では空きがないので)
- 退職金で不動産投資を始めようとする人が多いが止めている。
認知力・気力・体力がある残りの運用期間がどれくらいか踏まえて、「運用納め」についてのプランを確認するようにしている。
産休中のペアローンは不可
20~30代向けの話は少なかったのですが、一つあったのは、産休中に自宅を購入したくなる人が多いということ。
特に世帯年収2000万円超のカップルなど物件価格面でも意欲的だが、産後の年収ダウンが考慮されていないことが多いそう。
産後復帰予定で復帰できないケースは約30%で理由は主に、出産によるダメージ、保育園が確保できない、赤ちゃんと一緒にいたくなる、の3つ。
従って最近は産休中のペアローンは不可の銀行がほとんどのようです。
おまけ
Die with zeroについても話題に出ましたが、著者の方も周りの友人も超絶お金持ちなので一般人はそのまま受け取らない方が良い、という結論になりました。 ^^;