投資対象としてカリフォルニアとテキサスを比較

2 min

カリフォルニア州は気候も過ごしやすく日本人も比較的多く住む州で、米国不動産に投資している日本人の多くはカリフォルニア州、またはハワイに物件を保有しているのではないかと思います。ですが、最近は人口が減少しているという話を見聞きします。
特にサンフランシスコでは治安が悪化しているという動画をSNS上でも見かけます。

次に投資をする場合どちらが良いか調べておきたいと思っています。

カリフォルニア州は人口減少している数少ない州のうちの一つ

こちらの2023年末の記事によると20022年はカリフォルニア州は人口が減少した数少ない州のうちの一つ。逆にテキサス州は増加割合の高い州となっています。一番減少しているのはNY州になります。

<2022年の人口増減率>
カリフォルニア州:-0.19%
テキサス州:1.58%
米国全体:0.5%

米国全体では2022年に160万人以上が増加し、0.5%増の3億3,491万4,895人となっています。パンデミック以降では最大の伸びで移民など以前のトレンドに戻ってきているようです。

カリフォルニア州を出る理由は生活費や物件価格の高騰

カリフォルニアの人口減少は政治的な論争のターゲットになっているようですが、実際に州を出ている人達の主な理由は

  • 物件価格が高騰して住めない(買えない)
  • 食料品などの高騰している生活費が上がっているが、リモートワークOKなら引っ越しても仕事ができる
  • 持ち家の値段が高いなら今のうちに売ろう

などのようで必ずしも政治が理由ではないとしています。

ですが、 2023年に人口が最も増加した州は、サウスカロライナ州、フロリダ州、テキサス州、アイダホ州で、いずれも共和党が統治しているという点は何か示唆しているように思えますね。

テキサス州は2010年から平均して1%台の人口増

テキサス州の人口は過去10年、コロナ発生時を除いて1%台を維持していいます。(2023年に上から2番目に位置している青い線)

さらにテキサス州はの法人税と所得税が無く、東西の中心に位置して全米にアクセスしやすい地理的条件で、全米の本社が集まってきています。

テキサス州への本社移転が多い

既に大手ではオラクル、アップル、テスラ、アマゾン、ヒューレットパッカード、などがテキサスへの移転や事業拡大を発表しています。

こちらはテキサス州が出している各州からの本社移転を現したマップです。

2015年からの通しで見ると2020年~2021年が本社移転のピークだったようです。
284件の本社移転のうち145件がカリフォルニア州からで、半分程度を占めますね。

個人的にはカリフォルニア州で人口が減っているといっても、高い物価でも住める人は住むでしょうし、普遍的な位置を選べばテナント付けに困ることはないのでは、と思います。
またテキサス州は勢いがあることは確かですし、結論としては、この二つであればどちらでも良いのかなと思います。笑
先日調べた「Transactions House Price Index」は2001年からのCAGRでカリフォルニア州が6%であったのに対して、全米では4.7%でした。
この数字を見るとやはり米国不動産と言っても成長率の低い州と高い州に分かれてくるので、この2州で需要の高いエリアを選べば良いのかと思います。

あえて言えば複数の州にまたがって物件を持つと州税の申告対象が増えたり現地の管理を依頼する会社数が増えてその分手間になるので、一つの州にまとめた方が楽だとは思っています。

READ  検証結果:米国投資するなら株式!現物不動産はローンと節税で利回りアップを狙う
MISA

MISA

第1子出産後、保育園に入れなかったため2011年から投資を開始。3児の母でワンオペ育児中。FXからスタートし徐々に時間を使わずにお金を生んでくれる資産の構築にシフト。インデックス投資、太陽光発電、海外不動産、国内不動産、個別債券、海外保険、FX。マイクロ法人運営。
保有資格:証券外務員1種、米国証券外務員、AFP、宅地建物取引士

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です