本日の日経新聞によると、アップルの預金口座で4.15%の高金利を付けるそうですね。
アップルは米国でクレジットカード「アップルカード」を発行しているそうですが、そのアップルカードで買い物などをした際に付与されるキャッシュバックに金利が付くというのです。
これは新しい流れですね!
キャッシュバックというとポイントに近いイメージですが、アップルは既に2022年の時点でゴールドマンと提携して銀行口座にキャッシュバックが入金される仕組みは開始していたとのこと。
銀行口座から下せるとなるともう「ポイント」ではなくて「お金」ですし、何よりインパクト大なのはその銀行口座の残高に金利がつき、それが4.15%の高金利であるという点。
他の銀行と比べて10倍?
記事中には他行は平均して0.3%の預金金利なので約10倍以上という記載がありますね。
私は去年夏に三菱UFJグループが米国Union Bankを売却するというニュースを受けて、日本からの米国銀行口座開設が困難になるかもしれないと思い、駆け込みで口座を開設しました。実際その口座と比べてどうなのか?と思い、改めてUnion Bankの預金口座金利が掲載されているページを見てみました。
0.01%のようですね、、、、。
平均よりも低いようですが、どの辺りに違いがあるのでしょうか。
口座開設当時、米国は昨年3月に政策金利の引き上げを開始し、8月の時点では2.5%になっていたので預金口座の金利もそれなりに高いのではないかと期待していたのですが、思ったよりも全く低くて残念でした。今でも変わらないようです。
とはいえ、日本の銀行預金金利は例えばみずほ銀行さんだと0.001%なので10倍ではあるのですが、、、正直どちらも資産の増加を期待するには低すぎるレートです。
SVBの破綻後に行き場を探している資金を惹きつける狙い
シリコンバレーバンクの破綻以来、中小の銀行からより信用度の高い大手銀行に資金を動かす流れが起きており、その金額が歴史的に高いと言われています。
この流出具合は際立っていますね。この流出している資金の受け皿となって一気に銀行としてのポジションを上げようという狙いだと思いますが、こういったタイミングでスピーディにしかもインパクトのある施策を打って出るところはさすがだと思います。
アップルはiphone、タブレット、車のイメージでしたが、銀行でもアップルの存在感が増しそうですね。私も米国在住者ならアップルカード作って銀行預金で金利をもらいたいです!